ブラフベットとは、自分のハンドが相手プレイヤーに負けていると考えた上で、ベットやレイズをすることにより、相手プレイヤーにフォールドさせるためのベットのことです。
ポーカーでポットを取るには相手プレイヤーを下ろすか、ショウダウンで勝つことの２つのため、ブラフベットをすることで、2つのうち1つを勝ち取りやすくなります。
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ブラフには、ピュアブラフとセミブラフの2種類あります。
ピュアブラフ
いわゆる上記で説明したような一般的なブラフになります。
自分のハンドが相手プレイヤーに負けていると考えた上で、ベットやレイズをすることです。
もちろん負けてる前提でベットしているため、コールされたら負けてしまいます。
【例】
リバー
自分のハンド
セミブラフ
セミブラフは、現状は負けているが、もしかしたら強い役が完成するかもしれないときにベットをすることです。
こちらは、相手プレイヤーをフォールドさせることができたらラッキーですが、最悪コールされてもまくり目がある状態のため、希望が残ります。
【例】
フロップ
自分のハンド
ブラフの重要性
冒頭でも、ポーカーを長い時間プレイしていると必ずブラフベットを打つタイミングが来ると伝えたましたが、ブラフのスキルは非常に重要になります。
ポーカーでポットを獲得するには相手プレイヤーを下ろすか、ショウダウンで勝つことの２つありますが、ブラフをうまく使いこなすことで、ポットを獲得する２つの方法を活かせます。
ブラフベットをする際の大事なこと
ブラフは相手プレイヤーを強いかもしれないと欺かないといけません。
そのうえでブラフをする際は、
- 相手はどんなプレイスタイルなのか。
- 自分がどう思われているのか。
- ストーリーがあるか。
の以上の3点が重要になります。
相手プレイヤーはどんなプレイスタイルなのか。
まず、大事なことは相手プレイヤーが降りてくれるプレイヤーなのかです。
いかにこちらがストーリー性のある絶妙なブラフベットをしたとしても理解できない素人や、トップヒットがあると降りないプレイヤーは、コールをしてきます。
そのため、相手プレイヤーのプレイスタイルの把握は重要になってきます。
タイトなプレイヤー →ブラフベットが成功しやすい
降りないプレイヤー →ブラフベットを失敗しやすい
中間のプレイヤー →相手プレイヤーのハンドがどの程度の強さなら降りない人なのか観察するべき
また、ベット額によりビビッて降りるプレイヤーもいます。
本当に強いとき以外は大きなベットにコールしないようなプレイヤーにはブラフベットが有効でしょう。
オッズ計算ができるプレイヤーにはオッズが合えばコールされてしまうため、ブラフの際はベット金額を考えて打ちましょう。
自分がどう思われているのか
相手プレイヤーから自分がどう思われているのかについても重要になります。
というのも「このプレイヤーはアグレッシブであり、ブラフを多用しているプレイヤーである」と思われている場合は、相手プレイヤーがタイトなプレイヤーでも少し強ければコールしてくる可能性が増します。
一方で、毎回強いハンドをショウダウンしており、周りから「このプレイヤーは、強いときにベットしてくる」という印象が付いているのであれば、ブラフベットの成功率は可能性は上昇します。
このように自分は周りのプレイヤーからどう思われているのかで、成功率は大きく変わります。
相手プレイヤーのスタイルだけでなく、自分の見方も考慮したうえでブラフベットをしましょう。
ストーリーがあるか。
ブラフをする際はストーリーがあるかどうかは非常に重要になります。それがないと成功しないですし、ストーリーがあると成功率はぐっと上がります。
リバーまでずっと弱気のアクションだったのに、リバーであまり関係ないカードが落ちたにも関わらず、急にアクションが強くなったときは不自然です。
逆にボードもハイボードでプリフロップから一貫して強いアクションを取り続けていれば、本当に強そうだと思ってくれます。
ブラフベットが成功しやすい例
【プリフロップ】
UTG(自分)ベット→BTNコール
ハンド
【フロップ】
自分UTGベット
これはCＢ(コンティニュエーションベット)といい、オリジナルレイザーがフロップでも継続してベットをあする行為です。
要はUＴＧオープンのため、きちんとＡ当たってますよ。と主張してます。
まずこれもブラフにもなりますが、Aを持っていない相手を高確率で降ろせます。
ただし、ＣＢはだいたいの人が5-7割で打つため、場合はＫヒットの人も付いてくる可能性があります。
【ターン】
仮にコールされたと仮定します。
ここでも立て続けにＵＴＧの自分がベットを打ちます。
その場合、相手プレイヤーは、本当にＡヒットだな。と判断してくれて、Ａヒット⁺キッカーが強い以下は降りてくれます。
このようにポジションとボードをいかしてブラフをすることで成功率が上がります。
ブラフベットが失敗しやすい例
UTG(自分)とMPのみ参加
自分のハンド
ボード
フロップまで
UTGの自分がベット、MPのプレイヤーがコール
ターンは両者チェック
リバー
UTGチェック→ＭＰベット
ここでUTGの自分が負けているハンドは、セットとツーペアのみです。
ただし、AAやKKやJJ、AKであればプリフロップでレイズしてくるはずなので選択肢から削除。
A9やA2、A8も考えられるが、UTGのオープンに対してそのハンドでコールする可能性は低い。
となると77.22が濃厚に。
フロップでコールできているということは、77.22はA.K.Jすべてに負けているためコールしにくいので削除。
となると負けているハンドがQTのストレートまたは可能性が低いセットの可能性になりますが、
QTの場合、UTGオープンにコールしてくる可能性は低いため、可能性を減らします。
ではこのボードで、何でリバーまで付いてきたのかを考えます。
またはKヒットまたは2ペア。フロップがツートーンボードのため、フラッシュドローも濃厚です。
AまたはKヒット→UTGオープンに対し、フロップがハイボードばかりのためAやＫヒットだけで付いてきている可能性は低い。
2ペア→ターンもチェックで弱気のアクションをしているため、可能性が低い。
フラッシュドロー→結果的に滑っているがブラフで打ってきているのが濃厚。
⇒UTGにコールされMPのブラフ失敗
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ブラフベットしやすいシチュエーション
上記で説明したポジションごとのハンドレンジを活かしたブラフとは別に、ウェットボードの時もブラフの成功率は上がります。
ただし、いずれも相手プレイヤーが持っていて場合は、損失が大きくなるため注意しましょう。
ペアボード
例：
相手がJやQQ,KK,AAを持っていない場合は。ブラフが成功する可能性が高い。
コネクトボード
例：
ストレートができるふりをしやすいです。
モノトーンボード
例：
フラッシュができるふりをしやすいです。
ハイボード
例：
オリジナルレイザーはヒットしたふりができます。
ローボード
例：
BBも参加しており、参加人数が多い時にはBBボードのため、BBのプライヤーはツーペアやストレートを演じたブラフをしやすいです。
このようにボードを活かしたブラフも有効的です。
ブラフベットは失敗したら大きな損失を追うため、状況に応じて成功しやすいタイミングで行うようにしましょう。
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