ポーカー界には、WSOP、WPT、そしてEPTという“世界三大トーナメント”が存在します。
中でもヨーロッパを舞台にしたEPTでは、近年、日本人プレイヤーの活躍が目立ってきました。本記事では、そんな世界の大舞台EPTで戦う日本勢の活躍をまとめていきます。
EPTとは?
EPT(European Poker Tour)は、ポーカースターズ(PokerStars)が主催する世界的ポーカートーナメントシリーズ。
WPT、WSOPと並び“世界三大ツアー”とも称され、毎年ヨーロッパを中心に複数都市で開催されます。
他のツアーと比べて、ヨーロッパらしいラグジュアリーで厳かな雰囲気が特徴。
バカンス地や歴史ある都市と融合した会場設計も魅力で、多くのプロプレイヤーにとって「一度は出てみたい舞台」として知られています。
この記事では、今後もEPTで活躍した選手が現れるたびに、随時リザルトを追記していきます。

2025年8月:EPTバルセロナで日本勢が大躍動!
このセクションで紹介する日本人プレイヤー
- 岡本詩菜さん
- Hirokazu Kobayashiさん
- 世界のヨコサワさん
- 田中圭さん
- Hiroki Karatsuさん
2025年8月18日〜31日に開催されたEPTバルセロナ。
メインイベント(€5,300)は2,045エントリーを集め、賞金総額は€9,918,250(約17億円)に到達しました。
今回のシリーズでは、約2週間で全69個のトロフィーイベントが実施されました。
世界中からプロ・アマ問わずポーカープレイヤーが集結し、名誉と賞金を懸けた熱戦が繰り広げられた、まさに世界最高峰の舞台です。
その中で、日本人プレイヤーたちも次々と好成績を収め、世界の舞台で確かな存在感を示しました。
岡本詩菜|レディース王者、EPTでも頂点に

イベント | #56 €550 Womens Event |
エントリー | 126 |
順位 | 優勝 |
賞金 | €15,510(約270万円) |
WSOP Ladies Championshipでの2連覇に続き、EPTの舞台でも頂点に立った岡本詩菜さん。女子限定とはいえ、世界中の強豪が集う国際シリーズでの優勝は、確かな実力と経験があってこその快挙です。
さらに2025年8月には、GTO Wizardの公式Proプレイヤーにも就任。世界標準のGTOツールを活用しながら、理論と実践の両面で結果を出し続けています。
岡本詩菜さんも使用中のGTOツールはこちら!
WSOP、EPTと世界の舞台で結果を重ねた彼女が、今後レディース枠を超えてハイローラーやオープンイベントでどこまで躍進していくのか。その進化から目が離せません。
Hirokazu Kobayashi|悲願のEPTタイトル獲得

イベント | #68 €10,200 6-Handed |
エントリー | 41 |
順位 | 優勝 |
賞金 | €137,300(約2,350万円) |
これまでEPTで4度の準優勝を経験してきたHirokazu Kobayashiさんが、ついにタイトルを獲得。€10,200の6-Handedイベントで優勝し、待望のトロフィーを手にしました。
世界を舞台に実績を重ねてきたKobayashiさんにとって、EPTのタイトルはそのキャリアの中でも大きな成果のひとつとなりました。
世界のヨコサワ|3度のFT!バルセロナで実力を発揮!

イベント | エントリー | 順位 | 賞金 |
---|---|---|---|
#6 €10,200 NLH Mystery Bounty | 77 | 4位 | €36,100 (約625万円) |
#14 €25,000 Unlimited Re-Entry | 52 | 3位 | €181,000 (約3,150万円) |
36 €2,700 EPT Second Chance | 930 | 4位 | €138,500 (約2,400万円) |
最近好調のヨコサワが、EPTバルセロナでもその存在感を遺憾なく発揮しました。
今シリーズでは3つのイベントでファイナルテーブルに進出。中でも「EPT Second Chance」では、2023年に続いて再びファイナル入りを果たし、優勝も期待されましたが惜しくも4位という結果に。
ヨコサワはすでにWPTメインイベントチャンピオンのタイトルを保持しており、
残る目標はEPTメイン優勝とWSOPブレスレット獲得。日本人プレイヤーとして、いわゆる「トリプルクラウン」に最も近い存在といえるでしょう。
田中圭|現地ファンも釘付け、話題沸騰のEPTデビュー

イベント | エントリー | 順位 | 賞金 |
---|---|---|---|
#1 €1,650 PokerStars Open Main Event | 5,036 | 360位 | €4,440 (約76万円) |
#18 €825 PokerStars Open Cup | 1,894 | 226位 | €1,320 (約23万円) |
#22 €2,700 PokerStars Open High Roller | 1,728 | 81位 | €8,600 (150万円) |
#36 €2,700 EPT Second Chance | 930 | 80位 | €5,400 (約93万円) |
WSOP2025において、約2,000人規模のイベントでファイナルテーブル進出を果たしたこの快挙は、日本中を驚かせました。「有名俳優と同姓同名の日本人がポーカーで快進撃中」というニュースはSNSを駆け巡り、週刊誌にまで取り上げられる社会現象に。
そして今夏、彼はEPTバルセロナにも参戦。
PokerStars Open High RollerやEPT Second Chanceでは、並み居る強豪を抑え、世界のヨコサワをも上回るチップ量で日本人トップとしてDay2進出を果たしました。
WSOPでの活躍が“まぐれ”ではなかったことを、自ら証明した形です。
出身は偏差値70の渋谷教育学園幕張高校。その地頭の良さが、ポーカーという頭脳ゲームで見事に花開いています。
魅力は成績だけにとどまらず、現地でもSNSでも応援の声が圧倒的多数。突如現れた“ニューアイコン”は、プレイでも人柄でも愛される存在となりつつあります。
Hiroki Karatsu|メインイベントで日本人歴代最高順位!

イベント | #26 €5,3000 EPT Main Event |
エントリー | 2,045 |
順位 | 19位 |
賞金 | €53,050(約920万円) |
今大会のメインイベントで、日本人史上最高順位となる19位に入賞したのがHiroki Karatsuさん。
世界のトッププロがひしめく中、Day5まで勝ち進み、EPTバルセロナでの日本人最高記録を塗り替えました。
今大会のメインイベントでは、日本人プレイヤー8名が入賞。WSOPに続き、世界の舞台で日本勢の存在感が際立ちました。
EPTに関するよくある質問
日本でもチャンスは広がっている
海外で活躍する日本人プレイヤーが増えている一方で、日本国内でもWPT JAPANやJOPTといった大規模トーナメントが盛り上がりを見せています。
これらの大会は、世界レベルのトーナメントに向けた実力試しや、実績作りの場としても最適。ポーカーを本格的に学び、海外遠征を目指すきっかけとしても大きな意味を持っています。
今後も、日本・アジア・世界と舞台を広げていく日本人プレイヤーたちから目が離せません。

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