性格診断で知られるMBTIが、人の性格をタイプごとに分けて理解しやすくするように、ポーカーでもプレイヤーごとにプレイスタイルのタイプがはっきり表れます。
この記事では、簡単な質問に答えるポーカー診断で「あなたがどのプレイスタイルに当てはまるのか」をチェックしていきましょう。
このポーカー診断を通じて自分のタイプを知ることで、これからのポーカーで強みを生かし、弱点を補うヒントになります。さらに、状況に応じてスタイルを使い分けることで、より柔軟に戦えるようになります。
まずは診断テストに挑戦して、自分の傾向を確かめてみてください。
ポーカー診断テスト|全7問であなたのタイプをチェック
それでは早速、診断テストを始めていきましょう。
全部で7問。前半3問 → 診断 、後半4問 → 診断の順で進め、最後に最終結果を確認します。
1問ずつサクッと答えていってください。
前半3問(Q1〜Q3)
全て 【はい】か 【いいえ】で答えてください。【はい】が何個か数えてください!
Q1. 「A」が1枚あれば、ポジションに関係なく参加することが多い。
Q2. スーテッドコネクター(78♡♡など)は強いと思う。ほとんどフォールドしない。
Q3. 自分はテーブルの中でも参加率が高いほうだと感じる。
▼前半3問の診断結果を見る▼
Q1.-Q3.で【はい】は何個ありましたか?
0〜1個 → タイト傾向
2〜3個 → ルース傾向
タイトとは
タイトなプレイヤーは良いハンドのみに絞ってゲームに参加します。よってVPIP(ゲームの参加率)は24%以下と比較的低めの傾向にあります。
有効な事例:ルースなプレイヤーが多く、多くのハンドで降りない初心者プレイヤーがいるときは、損失を抑えて勝てるときだけ勝つプレイができます。
タイトスタイルをおすすめできるプレイヤー:初心者
注意点:相手が中級者以上しかいない場合は、タイトの人が参加=警戒されるため大きく勝つのは難しいです。
ルースとは
ルースなプレイヤーは多くのハンドで参加するプレイヤーです。よってVPIP(ゲームの参加率)は25%を上回り高い傾向にあります。
有効な事例:周りがタイトなプレイヤーばかりの場合、スチールできる機会が多く、仮にタイトのプレイヤーが参加しても相手のハンドを読めれば大きな損失を喰らいにくい。
ルーススタイルをおすすめできるプレイヤー:上級者。相手のハンドを読んだり、状況判断の能力が必須になります。
注意点:ルースプレイヤーは多くブラフをしなければならないシチュエーションがあります。そのため、運が悪いと大きな損失に繋がります。フロップ以降のアクションがうまい上級者以外はおすすめしません。
後半4問(Q4〜Q7)
全て 【はい】か 【いいえ】で答えてください。【はい】が何個か数えてください!
Q4.相手のベットには、コールよりレイズで主導権を取りにいくことが多い。
Q5.コンティニュエーションベット(C-bet)を高頻度で打つほうだ。
Q6.ドローのとき、コールで様子を見るよりセミブラフのレイズを選びやすい。
Q7.ボタンやカットオフでは、スチール目的のオープンレイズを積極的に行う。
▼後半4問の診断結果を見る▼
Q5.-Q8.で【はい】は何個ありましたか?
- 0〜1個 → パッシブ傾向
- 2〜4個 → アグレッシブ傾向
パッシブとは
パッシブなプレイヤーは、受け身が多いプレイヤーになります。ベットやレイズをあまりせずに、コールを基本に置きます。強いハンドの時はレイズするときもあります。
有効な事例:参加プレイヤーがアグレッシブな場合、勝手にポットが膨らむため、こちらが強いことを隠しながらプレイできます。
パッシブスタイルをおすすめできるプレイヤー:中級者以上。というのもパッシブなプレイはあまりおすすめできません。相手のスタイルを把握したうえでの戦略の一つに取り込む程度で良いでしょう。
注意点:パッシブなプレイヤーがレイズしてきた場合、強いハンドだ。と警戒されるためパッシブプレイヤーから仕掛けて大きなポットを取ることは難しいです。
アグレッシブとは
アグレッシブなプレイヤーは、攻め手が多いプレイヤーになります。ベットやレイズをを基本に置きます。
ポーカーでポットを取るには相手を下ろすか、ショウダウンで勝つことなので、攻めることで2つのうち1つを勝ち取りやすくなります。
有効な事例:周りがタイトなプレイヤーばかりの場合、ポットを取れる機会が多く、仮にタイトのプレイヤーが参加しても相手のハンドを読めれば大きな損失を喰らわないです。また、テーブルを支配できます。
アグレッシブスタイルをおすすめできるプレイヤー:中級者以上。
注意点:攻め中心ですが、局面で降りる判断やベット額の調整が必要になります。その判断ができるレベルでないと一度の誤りで大損害を喰らいます。
総合診断結果|あなたはどのタイプ?
この診断では、
前半Q1〜Q3で「 タイト or ルース」、
後半Q4〜Q7で「パッシブ or アグレッシブ」を判定しました。
あなたのプレイスタイルは…

パッシブ
アグレ
タイト
タイト
パッシブ

タイト
アグレッシブ

タイプ
ルース
ルース
パッシブ

タイプ
ルース
アグレッシブ

タイトアグレッシブ(シャークタイプ)

堅実にハンドを選び、ここぞという場面で一気に勝負を仕掛ける。まさに海の捕食者・サメのように、小魚を逃さず丸呑みにする最強のスタイルです。強みは「的確なタイミングでの攻め」。一度牙をむけば相手は逃げられません。
実際のプレーでも、このタイプは「相手を下ろすか、ショーダウンで勝つか」という2つの勝ち筋を常に意識しています。だからこそ、強い手だけでなくブラフも織り交ぜることでテーブルを支配することができます。
ポーカーを学ぶうえで目指すべき基本形。まさに王道のプレイスタイルです。
ルースアグレッシブ(カモメタイプ)

多くのハンドをプレーし、テーブルを縦横無尽に飛び回る。カモメが魚を狙って舞うように、チャンスを見つければすかさず攻撃。ブラフの割合も多く、相手にとっては予測不可能な存在になり、場を荒らします。
ただし飛びすぎてどこかへ行ってしまうように、自滅するリスクも高い。勢いに冷静な判断を加えられれば、圧倒的な支配力を発揮する。
注意点:はまれば一時的に大量のチップを築けるが、長期的には振れ幅が大きく、トータルで負けることも多い。
タイトパッシブ(カメタイプ)

強い手が来るまでじっと待ち、身を守るように慎重に行動する。硬い甲羅を持つカメのように防御力は高く、無謀なリスクは負わないのが特徴。
実際のプレーでは参加率が低く、コール中心で付いていくスタイルになることが多い。そのため大きく勝つことも少ない一方で、終盤ではチップを減らして苦しくなることもある。守りの強さに加えて、一歩前に踏み出せる勇気を持てば、勝負の流れを大きく変えられる。
注意点:守りに徹しすぎると、気づかぬうちにチップが削られ、勝負のチャンスを逃してしまいます。
ルースパッシブ(フィッシュタイプ)

多くのハンドを気軽に遊ぶが、勝負どころでは受け身になりがち。まさにフィッシュ(魚)のように、捕食されやすい立場になってしまうことが多い。
ただしポーカーを楽しむ気持ちは誰よりも強く、経験を積むほどに伸びしろは大きいタイプ。基礎を身につければ、一気にテーブルの主役に変わる可能性を秘めている。
注意点:多くのハンドでコールし続けると、気づかないうちに小さな損失が積み重なり、じわじわとチップを減らしてしまう。
自分に合ったポーカーのプレイスタイルを見つけよう

ポーカーは相手のチップを奪うゲームであり、攻めることは重要になるということを念頭に置きましょう。ポーカーで強くなるには自分のレベルや性格に合ったプレイスタイルを確立することが重要です。
一般的にベストなスタイルはタイトアグレッシブといわれていますが、技術が上がるにつれて、ルーズアグレッシブスタイルを取り入れてみたりするのもありでしょう。
スタイルを混ぜよう
自分のスタイルが確立できたら、それを主軸に様々なスタイルを演じよう。
このプレイヤーは非常にタイトだからこのレンジはないと思われていたとして、ボードはローボードだから、ヒットしていないはずだ。と思いこみさせといて、嵌めることができます。
このように自分のスタイル以外のプレイを混ぜることで相手を嵌めることができます。
また、常にスタイルを混合することで、相手に自分のスタイルを読ませないというやり方もあります。
相手のスタイルにアジャストしよう
同卓しているプレイヤーのスタイルに応じて、自分のプレイスタイルを柔軟に変えていきましょう。
簡単に例を出すと、ルースなプレイヤーが多いならタイトに。タイトなプレイヤーが多いならルースに。アグレッシブなプレイヤーなら、パッシブになど、相手にアジャストしましょう。
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